2012年12月18日火曜日

絵本作家:青山邦彦さん

野口病院外観パース。
絵本作家の青山邦彦氏作です。


2012年10月27日土曜日

コンクリート打放

N病院新築工事
徐々に脱型が終了し、一部コンクリート打放仕上の部分が現れ始めて来ました。コンクリート打放は打設がそのまま仕上げになるため、とても緊張します。特に杉板型枠は色や表面仕上げが転写されるため、躯体工事でありながら気が引き締まります。
出来栄えは・・・まあまあ・・・。ですが、これに手を加え仕上げれば、最高に良いものになるはずです。全体にペーパーかけ、一部は補修し、撥水剤は少し白めで繊細にていねいに仕上げます。

1階EVホール前:打放しコンクリート杉板型枠による意匠
南側外壁:打放しコンクリートパネコート仕上
内部:脱型直後の様子

2012年10月26日金曜日

耐久性への憧れ

家は丈夫で長持ち。
この言葉が自分の全ての原点であることは、今も変わりません。逆にこの思いが強いために、自由な設計思考の足かせとなっている事は、良く理解しています。
 現在の日本の木造住宅は、材料が安すぎるため廉価で、 結果として、気軽に様々なデザインを施した建物が溢れ出しています。街中の至る所で、「~デザイン」などと称し、実に様々な意匠の建物を造り出され、一方でそれを喜んで買う人が少なからずいます。つまり、造り手も買う側も、意匠・デザインの耐久性を深く認識せずに、消耗品としてデザインを売買している訳です。
 ある意味、そんな思考出来る人々に憧れてしまいますが、一方で、自分の考えも間違っていないとも思っています。苦悩する50代・・・・。時代はいったいどこに向かって行くのでしょうか?

114条区画

N病院新築工事。いよいよ1階躯体脱型の後、間仕切り壁に入ってきました。写真は114条区画壁の様子。

建築基準法施行令 第114条
長屋又は共同住宅の各戸の界壁は、準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない。
2 学校、病院、診療所(患者の収容施設を有しないものを除く。)、児童福祉施設等、ホテル、旅館、下宿、寄宿舎又はマーケットの用途に供する建築物の当該用途に供する部分については、その防火上主要な間仕切壁を準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない。

写真は、吉野石膏防火遮音壁仕様。ハイパーウォールZ・WI
遮音性能(TLD)     TLD-52
遮音構造認定番号     SOI-0112
耐火構造認定番号     FP060NP-0200 (1時間耐火:非耐力)


タイガーハイパーハードC 9.5mm厚+タイガーボード・タイプZ 12.5mm厚 ×両面+グラスウール24k-50充填。

114条区画は小屋裏に達せしめなければならないが、天井下の開口部に制限のない不可思議な法律です。



2012年9月10日月曜日

旅の手帖 宮脇 彩

建築家:宮脇檀の旅行スケッチ集。
デザインサーヴェイ、スケッチ、ホテル測量・・・・忘れかけていたキーワードで、建築への熱い思い、デザイン思考への具体的な所作 を完全に思い出させてくれる一冊。
ページの1枚1枚が貴重。 日々の鍛錬を再開しよう!

わたしの台所のつくり方 石黒智子

住宅設計の参考に、図書館で借りる。著者のこだわり、愛着が随所に表出している、「モノズキ」にとって楽しい一冊。感覚が男性っぽく、自分の持つ「金属おたく」を共有している感じがする。様々に工夫された「特注の業務用厨房」は、現在の日本人には見た目で受け入れられないかも・・・とも思うが、考え方は完全に筋が通っている。
 結局思いは続かず、一時の興奮は醒めてしまう事も多い。機能のみで成立する「厨房」ではない女性主体の「台所」・・果たしてこの台所は、永い思考に耐え続けるものであろうか?

2012年8月6日月曜日

研修旅行2012

今年の研修旅行。
「圧倒的」という言葉を凌駕するスケール(物量規模)に、まさに圧倒されました。今まで「気合い」や「根性」で行ってきたクリエイティブは、今正に、完全に崩壊しました。
人間個人の気力だけでは、絶対に為し得ないこの建造物を前に、「無心」になる「悟り」の必要性を強く感じました。
おーーし。悟ったぞ!!
つまらぬ事を考えないで、ひたすら作業・作業・作業・・・・・無心で合理的に作業・・・・。

2012年6月25日月曜日

計画に向け施設見学。代官山蔦谷書店。

2012年6月12日火曜日

スタッフ募集(正社員希望)

12.06.12.新しいスタッフ募集します。経験ある方歓迎します。正社員希望です。e-mailにて御連絡お待ちしております。

2012年3月8日木曜日

起工式

本日はお日柄も良く、起工式が挙行されました。また、私達にとり今日はとても良い日で、起工式が重なり、幸い時間がずれていたので共に参加する事が出来ました。
いつもながらの事ですが、これから行われる現場施工の日々の、積み重ねに向かう作業への意気込みがみなぎり、身が引き締まる思いです。どの様な事があろうとも、それぞれ全てに対し正確に正しく判断し、まごうことなき最良の答えに向かって邁進して行く所存です。
関係者の皆様、何卒宜しく御願いします。

2012年1月16日月曜日

開き戸用耐震フック

事務所キッチンセット吊り戸の開き戸に設置した、耐震フック。100円ショップのSUSフックです。地震時に中のものが飛び出さない様にするアイデア。いかにもな新商品よりも、使い勝手が良くて、丈夫。価値あるアイデアは、日々の愛着の中から生まれます。

2012年1月12日木曜日

外観色彩シミュレーション

外観色彩のシミュレーションです。タイルの色彩を変え、様々な角度から実際の見え方を確認して行きます。人の心の感じ方を確認する作業は楽しく、模型とCG(コンピュータグラフィック)を駆使して実施します。








2012年1月11日水曜日

シンプルに考えるリフォーム

耐久性研究の成果を実績として発揮できる最良の場面=リフォーム。
基本的なアイデアは、「付加」=既存の上から貼る。という事。
一方、材料学的なアプローチからは、金属+嵌合(カンゴウ) がベスト。
この組み合わせから、外回りを構築して行く事で、耐久性の高い建物リフォームが出来ます。