2012年10月26日金曜日

耐久性への憧れ

家は丈夫で長持ち。
この言葉が自分の全ての原点であることは、今も変わりません。逆にこの思いが強いために、自由な設計思考の足かせとなっている事は、良く理解しています。
 現在の日本の木造住宅は、材料が安すぎるため廉価で、 結果として、気軽に様々なデザインを施した建物が溢れ出しています。街中の至る所で、「~デザイン」などと称し、実に様々な意匠の建物を造り出され、一方でそれを喜んで買う人が少なからずいます。つまり、造り手も買う側も、意匠・デザインの耐久性を深く認識せずに、消耗品としてデザインを売買している訳です。
 ある意味、そんな思考出来る人々に憧れてしまいますが、一方で、自分の考えも間違っていないとも思っています。苦悩する50代・・・・。時代はいったいどこに向かって行くのでしょうか?

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