2013年6月3日月曜日

建築家:中村拓志

若手建築家 中村拓志 NAP Architects。
中でも「Optical Glass House」=good。
光学ガラス無垢の特製ガラスブロックにより、道路側の喧騒を物理的に隔離しながらも、明るく美しい光は透過させる事で、オープンエアでありながら別次元の空間を見事に創り出している。
2階バルコニーであることを忘れさせる大きな樹木と、風にたなびくグレーのカーテンが、何ともいえない上品な雰囲気を醸し出し、内装の素材感と共に、偶然ではない構成力に建築家の感性の豊かさとゆらぎのない確信的想像力 を感じる。
ガラスブロックの何とも言えぬ色彩が、光学ガラスという物質のもつ存在感と共に、自分の感性と妙に調和する。
いかにもモダンリビングに載る、名作・・・と思う。

2013年5月16日木曜日

野口病院 1階待合






 
野口病院 1階待合。明るく清潔な色合。床の模様貼や腰壁の微妙な色目違いなど、素材感を大切に扱いながら丁寧に仕上げています。
奥側天井にあるペンダントライトは、ルイスポールセン製「アーティチョーク」。大きな意味を持ち、また取り付けにあたり色々な経緯を持つ「思い出」の器具です。