日本の季節の半分は、暖かな・けれど湿った季節(アジアモンスーン気候)。この季節は(特に女性は)晴れていれば毎日の様に布団を干したがります。なぜなら湿度が60%を超えると、室内にダニ・カビが発生しやすくなり、直射日光で干さない限り、それらを抑えられない事を人は(特に奥様は)体験から良く知っているからです。この事は、日本人が何故南向きの家に特別に拘るか?という理由を良く表しています。湿度を抑える事が出来ない以上、夏場ダニ・カビを抑えるには、エアコン等機械に頼る以外は直射日光によるしかなく、布団・洋服を干す南向きの場所が必要です。
一方、室内湿度を抑える方法について、いままで、様々に考え、実験しています。
晴れた日は、窓を開け室内を通風換気する事で、より湿度が抑えられます。雨の日は、逆に窓を閉め少しの空調(エアコンドライ運転等)をする事で、湿度を抑える必要がありますが、天気が微妙な時は悩みます。エアコンもつけっぱなしではダメなので、どこまで快適にするべきかは、とても微妙な問題ですが、出来るだけエネルギーを使わずに快適に出来るかに、日々腐心しています。
この問題は、住宅の設計にとって、実はとても大きな問題です。整理したいと思います。
2010年6月30日水曜日
OMソーラー 再び
住宅の断熱気密性能を考えています。設計事務所開設以来、私達は次世代省エネ基準をベースに実践して来ましたが、どうやらそろそろ次の基準へシフトして行く必要が出て来そうです。昨今の環境問題が本当なら、又、今後CO2排出にさらに厳しい基準が課せられるとするならば、ここ群馬においても、次世代省エネでは、『足りない』事になって来るのではないか?と思いつつあります。春秋の中間期が寒冷地に比べて長い群馬県では、『そんなに高断熱にしなくても良いのでは?』とも考えていましたが、冬場の暖房をより高い基準で抑え、中間期は開け放して十分な通風採光が得られる、更なる工夫が求められて来たようです。
私達は、スタート時点から、温熱環境を思考の中心に置いてきました。OMソーラーの事も様々に実践してきましたが、この時点に来て、再び原点に立ち戻る必要性を強く感じました。
様々なシミュレーションを一つづつ掲載して行こうと思います。
私達は、スタート時点から、温熱環境を思考の中心に置いてきました。OMソーラーの事も様々に実践してきましたが、この時点に来て、再び原点に立ち戻る必要性を強く感じました。
様々なシミュレーションを一つづつ掲載して行こうと思います。
2010年1月26日火曜日
2010年1月19日火曜日
住宅版エコポイント制度
どうやら、またまた、とんでもないことになって来たようです。住宅版エコポイント・・・。新築住宅だと、30万円のエコポイントが貰える制度の様ですが、これを取得するためには、以下の発行機関(天下り団体)の証明書が必要となります。(カッコ内は根拠法)
・設計住宅性能評価書(品確法)
・長期優良住宅建築等計画認定通知書又は技術的審査適合証(長期優良住宅の普及の促進に関する法律)
・住宅事業建築主基準に係る適合証(エネルギーの使用の合理化に関する法律)
・フラット35S 適合証明書(旧住宅金融公庫の仕様)
・エコポイント対象住宅証明書(今回新たに登場)
上記法律は、それぞれ関連がなく、それぞれ大変複雑怪奇で理解し難い内容となっており、またどれも群馬県の様な地方の一般的な戸建住宅にとっては、極めてハードルが高く(コストがかかります)手続きだけでも大変なシロモノです。
この中で、現実的な証明書は、フラット35s又はエコポイント対象住宅証明書 となり、手数料を見る限り、フラット35s に軍配が上がる。と思われますが、どっこいフラット35sっていうのは、一度死んだはずの旧住宅金融公庫(金貸し)です。
もう少し情報が出ないと最終判断が出来ませんが、それにしても、家を売り儲けるためには手段を選ばぬ、金儲け主義業者&天下り役人所属団体ばかりが喜ぶ制度となってしまっている様に思えてなりません。いくら景気対策とは言え、家に対する愛着や、丁寧で細かな設計・施工の工夫などお構いなしな制度では、良い地域・まちなみなど出来ようはずもありません。
地域に密着した、小さいが丁寧で善良な設計・施工者を、現実を知らない「制度」という刀を持った荒くれ者が、我が物顔で壊しまくっている姿が見えます。
国土交通省って、一体どこまで、日本の建築をブチ壊そうと言うのでしょうか?
もう、すでに日本をあきらめかけている自分がいます。
それでも、施主様のために、エコポイントを奪取しなければ・・・・・。
我慢ぜよ!(坂本竜馬風に)
・設計住宅性能評価書(品確法)
・長期優良住宅建築等計画認定通知書又は技術的審査適合証(長期優良住宅の普及の促進に関する法律)
・住宅事業建築主基準に係る適合証(エネルギーの使用の合理化に関する法律)
・フラット35S 適合証明書(旧住宅金融公庫の仕様)
・エコポイント対象住宅証明書(今回新たに登場)
上記法律は、それぞれ関連がなく、それぞれ大変複雑怪奇で理解し難い内容となっており、またどれも群馬県の様な地方の一般的な戸建住宅にとっては、極めてハードルが高く(コストがかかります)手続きだけでも大変なシロモノです。
この中で、現実的な証明書は、フラット35s又はエコポイント対象住宅証明書 となり、手数料を見る限り、フラット35s に軍配が上がる。と思われますが、どっこいフラット35sっていうのは、一度死んだはずの旧住宅金融公庫(金貸し)です。
もう少し情報が出ないと最終判断が出来ませんが、それにしても、家を売り儲けるためには手段を選ばぬ、金儲け主義業者&天下り役人所属団体ばかりが喜ぶ制度となってしまっている様に思えてなりません。いくら景気対策とは言え、家に対する愛着や、丁寧で細かな設計・施工の工夫などお構いなしな制度では、良い地域・まちなみなど出来ようはずもありません。
地域に密着した、小さいが丁寧で善良な設計・施工者を、現実を知らない「制度」という刀を持った荒くれ者が、我が物顔で壊しまくっている姿が見えます。
国土交通省って、一体どこまで、日本の建築をブチ壊そうと言うのでしょうか?
もう、すでに日本をあきらめかけている自分がいます。
それでも、施主様のために、エコポイントを奪取しなければ・・・・・。
我慢ぜよ!(坂本竜馬風に)
2010年1月18日月曜日
2010年1月12日火曜日
JIA建築祭2010
2010年1月7日木曜日
あけましておめでとうございます
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